「使徒の働き」 連続講解説教

キリストの名代

使徒の働き第3章1節~10節
岩本遠億牧師
2014年8月3日

3:1 ペテロとヨハネは午後三時の祈りの時間に宮に上って行った。

3:2 すると、生まれつき足のなえた人が運ばれて来た。この男は、宮にはいる人たちから施しを求めるために、毎日「美しの門」という名の宮の門に置いてもらっていた。

3:3 彼は、ペテロとヨハネが宮にはいろうとするのを見て、施しを求めた。

3:4 ペテロは、ヨハネとともに、その男を見つめて、「私たちを見なさい。」と言った。

3:5 男は何かもらえると思って、ふたりに目を注いだ。

3:6 すると、ペテロは、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」と言って、

3:7 彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、

3:8 おどり上がってまっすぐに立ち、歩きだした。そして歩いたり、はねたりしながら、神を賛美しつつ、ふたりといっしょに宮にはいって行った。

3:9 人々はみな、彼が歩きながら、神を賛美しているのを見た。

3:10 そして、これが、施しを求めるために宮の「美しの門」にすわっていた男だとわかると、この人の身に起こったことに驚き、あきれた。

第二サムエル5:6 王とその部下がエルサレムに来て、その地の住民エブス人のところに行ったとき、彼らはダビデに言った。「あなたはここに来ることはできない。目の見えない者や足のなえた者でさえ、あなたを追い出せる。」彼らは、ダビデがここに来ることができない、と考えていたからであった。5:7 しかし、ダビデはシオンの要害を攻め取った。これが、ダビデの町である。5:8 その日ダビデは、「だれでもエブス人を打とうとする者は、水汲みの地下道を抜けて、ダビデが憎む目の見えない者、足のなえた者を打て。」と言った。このため、「めしいや足なえは宮にはいってはならない。」と言われている。

ヨハネ9:1 またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。9:2 弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」9:3 イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。

マタイ21:12 それから、イエスは宮にはいって、宮の中で売り買いする者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。21:13 そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている。」21:14 また、宮の中で、盲人や足のなえた人がみもとに来たので、イエスは彼らをいやされた。

ヨハネ16:23 その日には、あなたがたはもはや、わたしに何も尋ねません。まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが父に求めることは何でも、父は、わたしの名によってそれをあなたがたにお与えになります。16:24 あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。16:25 これらのことを、わたしはあなたがたにたとえで話しました。もはやたとえでは話さないで、父についてはっきりと告げる時が来ます。16:26 その日には、あなたがたはわたしの名によって求めるのです。わたしはあなたがたに代わって父に願ってあげようとは言いません。16:27 それはあなたがたがわたしを愛し、また、わたしを神から出て来た者と信じたので、父ご自身があなたがたを愛しておられるからです。

マタイ24:45 主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食事をきちんと与えるような忠実な思慮深いしもべとは、いったいだれでしょうか。24:46 主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。24:47 まことに、あなたがたに告げます。その主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。24:48 ところが、それが悪いしもべで、『主人はまだまだ帰るまい。』と心の中で思い、24:49 その仲間を打ちたたき、酒飲みたちと飲んだり食べたりし始めていると、24:50 そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます。24:51 そして、彼をきびしく罰して、その報いを偽善者たちと同じにするに違いありません。しもべはそこで泣いて歯ぎしりするのです。

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