「ルカの福音書」 連続講解説教

ルカの福音書講解(21)一所に留まらない愛

ルカの福音書4章38節から44節
岩本遠億牧師
2012年2月12日

4:38 イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家にはいられた。すると、シモンのしゅうとめが、ひどい熱で苦しんでいた。人々は彼女のためにイエスにお願いした。

4:39 イエスがその枕もとに来て、熱をしかりつけられると、熱がひき、彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。

4:40 日が暮れると、いろいろな病気で弱っている者をかかえた人たちがみな、その病人をみもとに連れて来た。イエスは、ひとりひとりに手を置いて、いやされた。

4:41 また、悪霊どもも、「あなたこそ神の子です。」と大声で叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは、悪霊どもをしかって、ものを言うのをお許しにならなかった。彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである。

4:42 朝になって、イエスは寂しい所に出て行かれた。群衆は、イエスを捜し回って、みもとに来ると、イエスが自分たちから離れて行かないよう引き止めておこうとした。

4:43 しかしイエスは、彼らにこう言われた。「ほかの町々にも、どうしても神の国の福音を宣べ伝えなければなりません。わたしは、そのために遣わされたのですから。」

4:44 そしてユダヤの諸会堂で、福音を告げ知らせておられた。

1.神様の御心以外に自分の意思を持たない。神様が与えてくださるものだけによって生きる。

2.富や権力を用いて神の国を実現しようとしない。また、宣教を富や権力獲得の手段としない。

3.自分がキリストであることの証明は、十字架の死と復活だけである。

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