「ルカの福音書」 連続講解説教

ルカの福音書講解(27)新しい喜びが満ち溢れる

ルカの福音書5章33節~39節
岩本遠億牧師
2012年3月18日

5:33 彼らはイエスに言った。「ヨハネの弟子たちは、よく断食をしており、祈りもしています。また、パリサイ人の弟子たちも同じなのに、あなたの弟子たちは食べたり飲んだりしています。」

5:34 イエスは彼らに言われた。「花婿がいっしょにいるのに、花婿につき添う友だちに断食させることが、あなたがたにできますか。

5:35 しかし、やがてその時が来て、花婿が取り去られたら、その日には彼らは断食します。」

5:36 イエスはまた一つのたとえを彼らに話された。「だれも、新しい着物から布切れを引き裂いて、古い着物に継ぎをするようなことはしません。そんなことをすれば、その新しい着物を裂くことになるし、また新しいのを引き裂いた継ぎ切れも、古い物には合わないのです。

5:37 また、だれも新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は皮袋を張り裂き、ぶどう酒は流れ出て、皮袋もだめになってしまいます。

5:38 新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなければなりません。

5:39 また、だれでも古いぶどう酒を飲んでから、新しい物を望みはしません。『古い物は良い。』と言うのです。」

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4:22 その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、4:23 またあなたがたが心の霊において新しくされ、4:24 真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。
エペソ4:22-24

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わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためです。ヨハネ15:11

あなたがたにも、今は悲しみがあるが、わたしはもう一度あなたがたに会います。そうすれば、あなたがたの心は喜びに満たされます。そして、その喜びをあなたがたから奪い去る者はありません。
ヨハネ16:22
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30:11 あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。あなたは私の荒布を解き、喜びを私に着せてくださいました。 30:12 私のたましいがあなたをほめ歌い、黙っていることがないために。私の神、主よ。私はとこしえまでも、あなたに感謝します。詩篇30篇

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主を仰ぎ見れば(讃美歌355 新聖歌199)

1.主を仰ぎ見れば 古き我は
  移し世と共に 疾(と)く去り行き
  我ならぬ我の 現れ来て
  見ずや、天地ぞ あらたまれる

2.美しの都 エルサレムは
  今こそ降(くだ)りて 我に来つれ
  主共にいませば 尽きぬ幸は
  きよき河のごと 湧きて流る

3.麗し慕わし 永遠(とこよ)の国
  うららに恵みの 日影(ひかげ)照れば
  いのちの木の実は 稔(みの)り繁(しげ)く
  永遠(とわ)に死の影も 悩みもなし

4.露だに功(いさお)の 有らぬ身をも
  聖めて御国の 世継ぎとなし
  黄金(こがね)の御殿(みとの)に
               住ませ給う
  我が主の愛こそ 限りなけれ

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