「ヘブル人への手紙」 連続講解説教

元気を失わないために

ヘブル人への手紙第12章1節〜13節
岩本遠億牧師
2018年11月11日

12:1こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか。 12:2信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。 12:3あなたがたは、罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。 12:4あなたがたはまだ、罪と戦って、血を流すまで抵抗したことがありません。 12:5そして、あなたがたに向かって子どもに対するように語られたこの勧めを忘れています。
「わが子よ。
主の懲らしめを軽んじてはならない。
主に責められて弱り果ててはならない。
12:6主はその愛する者を懲らしめ、
受け入れるすべての子に、
むちを加えられるからである。」
12:7訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。 12:8もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生子であって、ほんとうの子ではないのです。 12:9さらにまた、私たちには肉の父がいて、私たちを懲らしめたのですが、しかも私たちは彼らを敬ったのであれば、なおさらのこと、私たちはすべての霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。 12:10なぜなら、肉の父親は、短い期間、自分が良いと思うままに私たちを懲らしめるのですが、霊の父は、私たちの益のため、私たちをご自分のきよさにあずからせようとして、懲らしめるのです。 12:11すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。 12:12ですから、弱った手と衰えたひざとを、まっすぐにしなさい。 12:13また、あなたがたの足のためには、まっすぐな道を作りなさい。足なえの人も関節をはずすことのないため、いやむしろ、いやされるためです。

競争を走り続ける
×自分の頑張りで完成させる
×自分の重荷を頑張って背負う
×罪と戦う
○信仰の創始者・完成者であるイエスから目を離さない
○重荷をイエスに委ねる
○罪を捨てる

イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。 12:3あなたがたは、罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。 12:4あなたがたはまだ、罪と戦って、血を流すまで抵抗したことがありません。

×あなたがたの信仰は生ぬるい!
×罪と戦って、血を流すまで抵抗せよ!
○イエスが罪と戦い、血を流し勝利してくださった。あなたがたにはその必要がない。
○イエスに目を向ける時に、元気が与えられ、疲れが癒される。
ローマ時代、教会に向けられていた迫害をどう受け止めるか?

実の親からの教育と思いなさい。
神様は、あなたがたの実の霊の父だ。
「霊の父は、私たちの益のため、私たちをご自分のきよさ(神聖)にあずからせようとして、懲らしめる(教育訓練する)のです。 12:11すべての懲らしめ(教育訓練)は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。」

迫害があった時代の教会と迫害のない時代の教会と、どちらが健康的であったか?
ローマ時代の教会
道に倒れている人たちを引き取り、介抱。
狂気の社会の中で隣人愛を実践
→迫害にキリストの愛が勝利

マタイの福音書
5:10義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
5:11わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。
5:12喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。

ルカの福音書
12:49わたしが来たのは、地に火を投げ込むためです。だから、その火が燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう。 12:50しかし、わたしには受けるバプテスマがあります。それが成し遂げられるまでは、どんなに苦しむことでしょう。

火=神の臨在を表す
いけにえが火で焼かれる
→香りは天に上り、灰は地に残る
火=神に帰る尊いものと地に残るものを分離する力

私たちの神は焼き尽くす火です。ヘブル12:29

12:2信仰の創始者(指導者)であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。

コリント人への手紙第二
3:16 しかし、人が主に向くなら、そのおおいは取り除かれるのです。 3:17主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります。 3:18私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。

1.なしたまえ ながむね すえつくり(陶匠) 我が主よ
  我はただ 汝(な)が手の 内にある土くれ

2.降る雪の ごとくに わが内を 白くし
  汝(な)がむねの まにまに 練りたまえ我が主よ

3.天降(あまくだ)る 火をもて 我が内を 聖(きよ)くし
  なしたまえ汝(な)が手の 器なる我が身と

4.汝(な)がむねの なるとき 他の人は 見るべし
  我が内にます君 キリストの姿を

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