「ルカの福音書」 連続講解説教

十字架の目撃者となる

ルカの福音書講解(109)第23勝26節~32節
岩本遠億牧師
2014年2月2日

23:26 彼らは、イエスを引いて行く途中、いなかから出て来たシモンというクレネ人をつかまえ、この人に十字架を負わせてイエスのうしろから運ばせた。

23:27 大ぜいの民衆やイエスのことを嘆き悲しむ女たちの群れが、イエスのあとについて行った。

23:28 しかしイエスは、女たちのほうに向いて、こう言われた。「エルサレムの娘たち。わたしのことで泣いてはいけない。むしろ自分自身と、自分の子どもたちのことのために泣きなさい。

23:29 なぜなら人々が、『不妊の女、子を産んだことのない胎、飲ませたことのない乳房は、幸いだ。』と言う日が来るのですから。

23:30 そのとき、人々は山に向かって、『われわれの上に倒れかかってくれ。』と言い、丘に向かって、『われわれをおおってくれ。』と言い始めます。

23:31 彼らが生木にこのようなことをするのなら、枯れ木には、いったい、何が起こるでしょう。」

23:32 ほかにもふたりの犯罪人が、イエスとともに死刑にされるために、引かれて行った。

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マタイ27:32 そして、彼らが出て行くと、シモンというクレネ人を見つけたので、彼らは、この人にイエスの十字架を、むりやりに背負わせた。

マルコ15:21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。(マルコ福音書、ローマで執筆:ルポス=ローマ教会の指導者の一人としてよく知られていた)

ローマ16:13 主にあって選ばれた人ルポスによろしく。また彼と私との母によろしく。(また、彼とその母によろしく。彼女は私にとっても母なのです。[新共同訳])

ペテロ第一2:24 キリストは自ら十字架にかかりて我らの罪を負い給えり。これ、我らが罪につきて死に、義につきて生きんためなり。汝らは彼の傷によりて癒されたり。

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