「マタイの福音書」連続講解説教

神の姿を映す者へ

マタイの福音書第5章3節~10節
岩本遠億牧師
2016年5月15日

「主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります。私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」コリント人への手紙第二第3章17~18節

マタイの福音書

5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

5:4 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。

5:5 柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。

5:6 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。

5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

5:8 心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。

5:9 平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。

5:10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

人間の根源的な問題:自分が霊的な存在であることを忘れたこと

創世記 2:7 その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きもの(生ける存在)となった。

心が清いとは?:
全存在をもって主を愛し、主と一つになって生きること。

神を見るとは?:究極的には、天において主の御顔を仰ぎ見る
        この地上においては、神の姿を映す存在として生きる

マタイの福音書
22:36 「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」
22:37 そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
22:38 これがたいせつな第一の戒めです。

詩篇第三巻 アサフの賛歌

[ 73 ]

73:1 まことに神は、イスラエルに、心のきよい人たちに、いつくしみ深い。

73:2 しかし、私自身は、この足がたわみそうで、私の歩みは、すべるばかりだった。

73:3 それは、私が誇り高ぶる者をねたみ、悪者の栄えるのを見たからである。

73:4 彼らの死には、苦痛がなく、彼らのからだは、あぶらぎっているからだ。

73:5 人々が苦労するとき、彼らはそうではなく、ほかの人のようには打たれない。

73:6 それゆえ、高慢が彼らの首飾りとなり、暴虐の着物が彼らをおおっている。

73:7 彼らの目は脂肪でふくらみ、心の思いはあふれ出る。

73:8 彼らはあざけり、悪意をもって語り、高い所からしいたげを告げる。

73:9 彼らはその口を天にすえ、その舌は地を行き巡る。

73:10 それゆえ、その民は、ここに帰り、豊かな水は、彼らによって飲み干された。

73:11 こうして彼らは言う。「どうして神が知ろうか。いと高き方に知識があろうか。」

73:12 見よ。悪者とは、このようなものだ。彼らはいつまでも安らかで、富を増している。

73:13 確かに私は、むなしく心をきよめ、手を洗って、きよくしたのだ。

73:14 私は一日中打たれどおしで、朝ごとに責められた。

73:15 もしも私が、「このままを述べよう。」と言ったなら、確かに私は、あなたの子らの世代の者を裏切ったことだろう。

73:16 私は、これを知ろうと思い巡らしたが、それは、私の目には、苦役であった。

73:17 私は、神の聖所にはいり、ついに、彼らの最後を悟った。

73:18 まことに、あなたは彼らをすべりやすい所に置き、彼らを滅びに突き落とされます。

73:19 まことに、彼らは、またたくまに滅ぼされ、突然の恐怖で滅ぼし尽くされましょう。

73:20 目ざめの夢のように、主よ、あなたは、奮い立つとき、彼らの姿をさげすまれましょう。

73:21 私の心が苦しみ、私の内なる思いが突き刺されたとき、

73:22 私は、愚かで、わきまえもなく、あなたの前で獣のようでした。

73:23 しかし私は絶えずあなたとともにいました。あなたは私の右の手をしっかりつかまえられました。

73:24 あなたは、私をさとして導き、後には栄光のうちに受け入れてくださいましょう。

73:25 天では、あなたのほかに、だれを持つことができましょう。地上では、あなたのほかに私はだれをも望みません。

73:26 この身とこの心とは尽き果てましょう。しかし神はとこしえに私の心の岩、私の分の土地です。

73:27 それゆえ、見よ。あなたから遠く離れている者は滅びます。あなたはあなたに不誠実な者をみな滅ぼされます。

73:28 しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。私は、神なる主を私の避け所とし、あなたのすべてのみわざを語り告げましょう。

ヨハネの福音書
6:63 いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。

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