「使徒の働き」 連続講解説教

神の選び、人の愛

使徒の働き第9章
岩本遠億牧師
2015年2月15日

サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいた。

9:20 そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。

9:21 これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」

9:22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

9:23 多くの日数がたって後、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、

9:24 その陰謀はサウロに知られてしまった。彼らはサウロを殺してしまおうと、昼も夜も町の門を全部見張っていた。

9:25 そこで、彼の弟子たちは、夜中に彼をかごに乗せ、町の城壁伝いにつり降ろした。

9:26 サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間にはいろうと試みたが、みなは彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。

9:27 ところが、バルナバは彼を引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼がダマスコに行く途中で主を見た様子や、主が彼に向かって語られたこと、また彼がダマスコでイエスの御名を大胆に宣べた様子などを彼らに説明した。

9:28 それからサウロは、エルサレムで弟子たちとともにいて自由に出はいりし、主の御名によって大胆に語った。

9:29 そして、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちと語ったり、論じたりしていた。しかし、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。

9:30 兄弟たちはそれと知って、彼をカイザリヤに連れて下り、タルソへ送り出した。

ガラテヤ人への手紙
1:11 兄弟たちよ。私はあなたがたに知らせましょう。私が宣べ伝えた福音は、人間によるものではありません。

1:12 私はそれを人間からは受けなかったし、また教えられもしませんでした。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。

1:13 以前ユダヤ教徒であったころの私の行動は、あなたがたがすでに聞いているところです。私は激しく神の教会を迫害し、これを滅ぼそうとしました。

1:14 また私は、自分と同族で同年輩の多くの者たちに比べ、はるかにユダヤ教に進んでおり、先祖からの伝承に人一倍熱心でした。

1:15 けれども、生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召してくださった方が、

1:16 異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、私はすぐに、人には相談せず、

1:17 先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。

1:18 それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。

1:19 しかし、主の兄弟ヤコブは別として、ほかの使徒にはだれにも会いませんでした。

1:20 私があなたがたに書いていることには、神の御前で申しますが、偽りはありません。

1:21 それから、私はシリヤおよびキリキヤの地方に行きました。

1:22 しかし、キリストにあるユダヤの諸教会には顔を知られていませんでした。

1:23 けれども、「以前私たちを迫害した者が、そのとき滅ぼそうとした信仰を今は宣べ伝えている。」と聞いてだけはいたので、

1:24 彼らは私のことで神をあがめていました。

コリント人への手紙第二
11:32 ダマスコではアレタ王の代官が、私を捕えようとしてダマスコの町を監視しました。 11:33 そのとき私は、城壁の窓からかごでつり降ろされ、彼の手をのがれました。

花散り失せては (旧讃美歌(1931年)558番)

1.花散り失せては たきぎに売られ   
  家貧しければ 人に捨てらる   
  たれをか頼みて 何にか頼らん   
  ただ神の結ぶ 愛の友あり

2.命は葉末(はずえ)の 露にも似たり   
  父去り、姉行き、友また眠る  
  たれをか頼みて 何に頼らん   
  ただ神の結ぶ 愛の友あり

3.ただ神の結ぶ 愛の友あり   
  片身に(互いに)励まし、励まさるれば   
  はかなき浮世を 渡る月日も   
  春野を分け行く 心地こそすれ

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