「マルコの福音書」 連続講解説教

しかし、神の憐みは、

マルコの福音書第6章45節~56節
岩本遠億牧師
2017年2月12日

6:45 それからすぐに、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませ、先に向こう岸のベツサイダに行かせ、ご自分は、その間に群衆を解散させておられた。

6:46 それから、群衆に別れ、祈るために、そこを去って山のほうに向かわれた。

6:47 夕方になったころ、舟は湖の真中に出ており、イエスだけが陸地におられた。

6:48 イエスは、弟子たちが、向かい風のために漕ぎあぐねているのをご覧になり、夜中の三時ごろ、湖の上を歩いて、彼らに近づいて行かれたが、そのままそばを通り過ぎようとのおつもりであった。

6:49 しかし、弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、叫び声をあげた。

6:50 というのは、みなイエスを見ておびえてしまったからである。しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」と言われた。

6:51 そして舟に乗り込まれると、風がやんだ。彼らの心中の驚きは非常なものであった。

6:52 というのは、彼らはまだパンのことから悟るところがなく、その心は堅く閉じていたからである。

6:53 彼らは湖を渡って、ゲネサレの地に着き、舟をつないだ。

6:54 そして、彼らが舟から上がると、人々はすぐにイエスだと気がついて、

6:55 そのあたりをくまなく走り回り、イエスがおられると聞いた場所へ、病人を床に載せて運んで来た。

6:56 イエスがはいって行かれると、村でも町でも部落でも、人々は病人たちを広場に寝かせ、そして、せめて、イエスの着物の端にでもさわらせてくださるようにと願った。そして、さわった人々はみな、いやされた。

出エジプト
34:5 主は雲の中にあって降りて来られ、彼とともにそこに立って、主の名によって宣言された。
34:6 主は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、
34:7 恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」

第一列王記
19:11 主は仰せられた。「外に出て、山の上で主の前に立て。」すると、そのとき、主が通り過ぎられ、主の前で、激しい大風が山々を裂き、岩々を砕いた。しかし、風の中に主はおられなかった。風のあとに地震が起こったが、地震の中にも主はおられなかった。
19:12 地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火のあとに、かすかな細い声があった。

出エジプト
16:11 主はモーセに告げて仰せられた。
16:12 「わたしはイスラエル人のつぶやきを聞いた。彼らに告げて言え。『あなたがたは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンで満ち足りるであろう。あなたがたはわたしがあなたがたの神、主であることを知るようになる。』」

イザヤ書
6:9 すると仰せられた。「行って、この民に言え。『聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな。』
6:10 この民の心を肥え鈍らせ、その耳を遠くし、その目を堅く閉ざせ。自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で悟り、立ち返って、いやされることのないために。」

マタイ
6:22 からだのあかりは目です。それで、もしあなたの目が健全なら、あなたの全身が明るいが、
6:23 もし、目が悪ければ、あなたの全身が暗いでしょう。それなら、もしあなたのうちの光が暗ければ、その暗さはどんなでしょう。

マルコ
6:53 彼らは湖を渡って、ゲネサレの地に着き、舟をつないだ。
6:54 そして、彼らが舟から上がると、人々はすぐにイエスだと気がついて、
6:55 そのあたりをくまなく走り回り、イエスがおられると聞いた場所へ、病人を床に載せて運んで来た。
6:56 イエスがはいって行かれると、村でも町でも部落でも、人々は病人たちを広場に寝かせ、そして、せめて、イエスの着物の端にでもさわらせてくださるようにと願った。そして、さわった人々はみな、いやされた。

ヨブ記
36:10 神は彼らの耳を開いて戒め、悪から立ち返るように命じる。
36:15 神は悩んでいる者をその悩みの中で助け出し、そのしいたげの中で彼らの耳を開かれる。

イザヤ書
50:4 神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をことばで励ますことを教え、朝ごとに、私を呼びさまし、私の耳を開かせて、私が弟子のように聞くようにされる。
50:5 神である主は、私の耳を開かれた。
35:4 心騒ぐ者たちに言え。「強くあれ、恐れるな。見よ、あなたがたの神を。復讐が、神の報いが来る。神は来て、あなたがたを救われる。」
35:5 そのとき、盲人の目は開かれ、耳しいた者の耳はあけられる。
42:6 「わたし、主は、義をもってあなたを召し、あなたの手を握り、あなたを見守り、あなたを民の契約とし、国々の光とする。
42:7 こうして、盲人の目を開き、囚人を牢獄から、やみの中に住む者を獄屋から連れ出す。

エゼキエル書
36:26 あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。
36:27 わたしの霊をあなたがたのうちに授け、わたしのおきてに従って歩ませ、わたしの定めを守り行なわせる。

哀歌
3:22-23 私たちが滅び失せなかったのは主の恵みによる。主の憐みは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。

関連記事