「ルカの福音書」 連続講解説教

イエス様の居場所、私たちの居場所

ルカの福音書講解(15)2章39節から52節
岩本遠億牧師
2011年12月11日

2:39 さて、彼らは主の律法による定めをすべて果たしたので、ガリラヤの自分たちの町ナザレに帰った。

2:40 幼子は成長し、強くなり、知恵に満ちて行った。神の恵みがその上にあった。

2:41 さて、イエスの両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行った。

2:42 イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習に従って都へ上り、

2:43 祭りの期間を過ごしてから、帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかなかった。

2:44 イエスが一行の中にいるものと思って、一日の道のりを行った。それから、親族や知人の中を捜し回ったが、

2:45 見つからなかったので、イエスを捜しながら、エルサレムまで引き返した。

2:46 そしてようやく三日の後に、イエスが宮で教師たちの真中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

2:47 聞いていた人々はみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。

2:48 両親は彼を見て驚き、母は言った。「まあ、あなたはなぜ私たちにこんなことをしたのです。見なさい。父上も私も、心配してあなたを捜し回っていたのです。」

2:49 するとイエスは両親に言われた。「どうしてわたしをお捜しになったのですか。わたしが必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」

2:50 しかし両親には、イエスの話されたことばの意味がわからなかった。

2:51 それからイエスは、いっしょに下って行かれ、ナザレに帰って、両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。

2:52 イエスはますます知恵が進み、背たけも大きくなり、神と人とに愛された。

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