「主イエスの愛の手が」作詞・作曲 岩本遠億
主イエスの愛の手が この地を包む
一羽の雀さえ 主は守られる
傷ついた葦を 折ることなく
ほの暗い炎 消すことなく
主は地に造られる 神の国を
この地に満たされる 神の国を
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彼はいたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく、まことをもって公義をもたらす。イザヤ書42:3
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イスラエルでは、パピルスの茎で籠を作っていました。虫が食ったものや傷の付いた材料は使い物になりませんから、パピルス職人はそのようなものを見つけると折って捨てていました。折るのは、良いものと混ざらないように区別するためです。
また、くすぶる燈心とは、燃え尽きてもう役に立たないものを意味します。傷んだ葦もくすぶる燈心も、人に捨てられるもの、もう存在価値がないとみなされるものを指しているのです。
しかし、主は、人が捨てるものを捨てることなく、それらを傷のないもの、燃えて輝く光として再創造し、この地に公義、神の国をもたらすために用いられると聖書は言います。
傷のついていない人はいません。誰もが自分の存在価値に不安を覚えています。
しかし、主は私たちの傷をいやす方、私たちの存在に意味を与える方。私たちが立ちあがり、燃えて輝く姿をご計画になり、それを実現なさる方です。
恐れてはなりません。希望を失ってはなりません。主は、もうすでに、傷が付き、燃えかすになってしまった私たちをその御手の中に握っておられるのです。
主が御手に握られたものは、新たに造られるのです。こんな者たちを用いて神の国をこの世に満たそうとしておられる方がいるのです。
心からあなたのために祈っています。私のためにも祈ってください。
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天のお父様。尊い御名を心から誉め讃えます。今日もあなたの大きな愛、溢れる慈しみの中、御前に引き出して頂いたことを心から感謝いたします。
主よ、傷んだ葦、くすぶる燈心とは、まさに私のような人間のことでした。今も、毎日自らを傷つけるような愚かな者、それが私です。しかし、主よ、あなたはこんな者を見捨てず、その御手に握り、新たにしてくださいました。日々新たにしてくださいます。あなたの恵みは日ごとに新しいからです。
主よ、こんな者をも用いて、この地にあなたの国をもたらそうとなさるのですか。
あなたの御心が天で行われるように、この地にもなされますように。あなたのこの祈りを毎日唱えながら、今日あなたが私にお与えになる業を行うことができますよう、助け導いてください。
お一人お一人を御手に握り、希望を与え、満たして下さい。
感謝して、尊いイエス様の御名のよって祈ります。アーメン。
岩本遠億