「ルカの福音書」 連続講解説教

ルカの福音書講解(36)神様の歌に声を合わせて

ルカの福音書7章24節~35節
岩本遠億牧師
2012年6月10日

7:24 ヨハネの使いが帰ってから、イエスは群衆に、ヨハネについて話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。

7:25 でなかったら、何を見に行ったのですか。柔らかい着物を着た人ですか。きらびやかな着物を着て、ぜいたくに暮らしている人たちなら宮殿にいます。

7:26 でなかったら、何を見に行ったのですか。預言者ですか。そのとおり。だが、わたしが言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。

7:27 その人こそ、『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。

7:28 あなたがたに言いますが、女から生まれた者の中で、ヨハネよりもすぐれた人は、ひとりもいません。しかし、神の国で一番小さい者でも、彼よりすぐれています。

7:29 ヨハネの教えを聞いたすべての民は、取税人たちさえ、ヨハネのバプテスマを受けて、神の正しいことを認めたのです。

7:30 これに反して、パリサイ人、律法の専門家たちは、彼からバプテスマを受けないで、神の自分たちに対するみこころを拒みました。

7:31 では、この時代の人々は、何にたとえたらよいでしょう。何に似ているでしょう。

7:32 市場にすわって、互いに呼びかけながら、こう言っている子どもたちに似ています。『笛を吹いてやっても、君たちは踊らなかった。弔いの歌を歌ってやっても、泣かなかった。』

7:33 というわけは、バプテスマのヨハネが来て、パンも食べず、ぶどう酒も飲まずにいると、『あれは悪霊につかれている。』とあなたがたは言うし、

7:34 人の子が来て、食べもし、飲みもすると、『あれ見よ。食いしんぼうの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ。』と言うのです。

7:35 だが、知恵の正しいことは、そのすべての子どもたちが証明します。」

雅歌「2:11 ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。2:12 地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。2:13 いちじくの木は実をならせ、ぶどうの木は、花をつけてかおりを放つ。わが愛する者、美しいひとよ。さあ、立って、出ておいで。」

新聖歌126番

1.地よ声高く 告げ知らせよ
  今日イエス君は よみがえれり
  いのちの君は 天(あま)つ園に
  われらを召して 入れ給えり

2.永遠(とこよ)の光 照り輝く
  御座(みくら)にいます 君を仰がん
  天(あめ)より洩るる 勝ち歌にぞ
  地なる我らも 声を合わせん

3.天(あめ)よ 喜べ 地(つち)よ 歌え
  ものみな共に ほめたたえよ
  イエス君今日ぞ よみがえれる
  ああ限りなき 栄えの日よ

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