「使徒の働き」 連続講解説教

人類を救うただ一つの名

使徒の働き第4章1節~22節
岩本遠億牧師
2014年8月24日

4:1 彼らが民に話していると、祭司たち、宮の守衛長、またサドカイ人たちがやって来たが、4:2 この人たちは、ペテロとヨハネが民を教え、イエスのことを例にあげて死者の復活を宣べ伝えているのに、困り果て、 4:3 彼らに手をかけて捕えた。そして翌日まで留置することにした。すでに夕方だったからである。 4:4 しかし、みことばを聞いた人々が大ぜい信じ、男の数が五千人ほどになった。

4:5 翌日、民の指導者、長老、学者たちは、エルサレムに集まった。 4:6 大祭司アンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな出席した。 4:7 彼らは使徒たちを真中に立たせて、「あなたがたは何の権威によって、また、だれの名によってこんなことをしたのか。」と尋問しだした。

4:8 そのとき、ペテロは聖霊に満たされて、彼らに言った。「民の指導者たち、ならびに長老の方々。 4:9 私たちがきょう取り調べられているのが、病人に行なった良いわざについてであり、その人が何によっていやされたか、ということのためであるなら、 4:10 皆さんも、またイスラエルのすべての人々も、よく知ってください。この人が直って、あなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。

4:11 『あなたがた家を建てる者たちに捨てられた石が、礎の石となった。』というのはこの方のことです。 4:12 この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」

4:13 彼らはペテロとヨハネとの大胆さを見、またふたりが無学な、普通の人であるのを知って驚いたが、ふたりがイエスとともにいたのだ、ということがわかって来た。 4:14 そればかりでなく、いやされた人がふたりといっしょに立っているのを見ては、返すことばもなかった。

4:15 彼らはふたりに議会から退場するように命じ、そして互いに協議した。 4:16 彼らは言った。「あの人たちをどうしよう。あの人たちによって著しいしるしが行なわれたことは、エルサレムの住民全部に知れ渡っているから、われわれはそれを否定できない。 4:17 しかし、これ以上民の間に広がらないために、今後だれにもこの名によって語ってはならないと、彼らをきびしく戒めよう。」 4:18 そこで彼らを呼んで、いっさいイエスの名によって語ったり教えたりしてはならない、と命じた。

4:19 ペテロとヨハネは彼らに答えて言った。「神に聞き従うより、あなたがたに聞き従うほうが、神の前に正しいかどうか、判断してください。 4:20 私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。」 4:21 そこで、彼らはふたりをさらにおどしたうえで、釈放した。それはみなの者が、この出来事のゆえに神をあがめていたので、人々の手前、ふたりを罰するすべがなかったからである。 4:22 この奇蹟によっていやされた男は四十歳余りであった。

ルカ12:11 また、人々があなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。12:12 言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。」

ルカ21:10 それから、イエスは彼らに言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、 21:11 大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現われます。 21:12 しかし、これらのすべてのことの前に、人々はあなたがたを捕えて迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために、あなたがたを王たちや総督たちの前に引き出すでしょう。 21:13 それはあなたがたのあかしをする機会となります。 21:14 それで、どう弁明するかは、あらかじめ考えないことに、心を定めておきなさい。 21:15 どんな反対者も、反論もできず、反証もできないようなことばと知恵を、わたしがあなたがたに与えます。

1. 光の丘の つわものらよ
   光をよろいて いざ 戦え
   谷間の敵に 挑み進め
   世に勝つ力は 信仰のみ
 (おりかえし)
  信仰のみぞ 信仰のみぞ
   これぞ 世に勝つ 力なれ

2. 御霊の注ぎに ちから受けて
   エホバの旗を 高く掲げ
   山越え 谷越え 進み行きし
   ダビデの心ぞ 汝(な)が盾なれ

3. 白き石とりて ゴリヤテ撃て
   雲なす仇を 追い打つまで
   光の丘の つわものらよ
   勇みに勇め 主は 勝ち給う

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