「ヘブル人への手紙」 連続講解説教

死の恐怖から救う方

ヘブル人への手紙第2章9節〜18節
岩本遠億牧師
2018年4月29日

イエスは、死の苦しみのゆえに、栄光と誉れの冠をお受けになりました。その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれたものです。 2:10神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。 2:11きよめる方も、きよめられる者たちも、すべて元は一つです。それで、主は彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないで、こう言われます。
2:12「わたしは御名を、わたしの兄弟たちに告げよう。
教会の中で、わたしはあなたを賛美しよう。」
2:13またさらに、
「わたしは彼に信頼する。」
またさらに、
「見よ、わたしと、神がわたしに賜わった子たちは。」
と言われます。 2:14そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、 2:15一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。 2:16主は御使いたちを助けるのではなく、確かに、アブラハムの子孫を助けてくださるのです。 2:17そういうわけで、神のことについて、あわれみ深い、忠実な大祭司となるため、主はすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それは民の罪のために、なだめがなされるためなのです。 2:18主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。

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