「ルカの福音書」 連続講解説教

神にはできる!

ルカの福音書講解(86)第18章18節~30節
岩本遠億牧師
2013年7月14日

18:18 またある役人が、イエスに質問して言った。「尊い先生。私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」

18:19 イエスは彼に言われた。「なぜ、わたしを『尊い』と言うのですか。尊い方は、神おひとりのほかにはだれもありません。

18:20 戒めはあなたもよく知っているはずです。『姦淫してはならない。殺してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。父と母を敬え。』」

18:21 すると彼は言った。「そのようなことはみな、小さい時から守っております。」

18:22 イエスはこれを聞いて、その人に言われた。「あなたには、まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」

18:23 すると彼は、これを聞いて、非常に悲しんだ。たいへんな金持ちだったからである。

18:24 イエスは彼を見てこう言われた。「裕福な者が神の国にはいることは、何とむずかしいことでしょう。

18:25 金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」

18:26 これを聞いた人々が言った。「それでは、だれが救われることができるでしょう。」

18:27 イエスは言われた。「人にはできないことが、神にはできるのです。」

18:28 すると、ペテロが言った。「ご覧ください。私たちは自分の家を捨てて従ってまいりました。」

18:29 イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者で、だれひとりとして、

18:30 この世にあってその幾倍かを受けない者はなく、後の世で永遠のいのちを受けない者はありません。」

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