「ルカの福音書」 連続講解説教

罪びとと一つになるために

ルカの福音書講解(108)第23章13節~25節
岩本遠億牧師
2014年1月19日

23:13 ピラトは祭司長たちと指導者たちと民衆とを呼び集め、 23:14 こう言った。「あなたがたは、この人を、民衆を惑わす者として、私のところに連れて来たけれども、私があなたがたの前で取り調べたところ、あなたがたが訴えているような罪は別に何も見つかりません。 23:15 ヘロデとても同じです。彼は私たちにこの人を送り返しました。見なさい。この人は、死罪に当たることは、何一つしていません。 23:16 だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」

23:17 [本節欠如]

23:18 しかし彼らは、声をそろえて叫んだ。「この人を除け。バラバを釈放しろ。」 23:19 バラバとは、都に起こった暴動と人殺しのかどで、牢にはいっていた者である。 23:20 ピラトは、イエスを釈放しようと思って、彼らに、もう一度呼びかけた。 23:21 しかし、彼らは叫び続けて、「十字架だ。十字架につけろ。」と言った。 23:22 しかしピラトは三度目に彼らにこう言った。「あの人がどんな悪いことをしたというのか。あの人には、死に当たる罪は、何も見つかりません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」

23:23 ところが、彼らはあくまで主張し続け、十字架につけるよう大声で要求した。そしてついにその声が勝った。 23:24 ピラトは、彼らの要求どおりにすることを宣告した。 23:25 すなわち、暴動と人殺しのかどで牢にはいっていた男を願いどおりに釈放し、イエスを彼らに引き渡して好きなようにさせた。

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ヨハネの福音書

10:17 わたしが自分のいのちを再び得るために自分のいのちを捨てるからこそ、父はわたしを愛してくださいます。 10:18 だれも、わたしからいのちを取った者はいません。わたしが自分からいのちを捨てるのです。わたしには、それを捨てる権威があり、それをもう一度得る権威があります。わたしはこの命令をわたしの父から受けたのです。」

17:11 わたしはもう世にいなくなります。彼らは世におりますが、わたしはあなたのみもとにまいります。聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。」

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