「マルコの福音書」 連続講解説教

自分の尊さを知っているか

マルコの福音書第9章38節~50節
岩本遠億牧師
2017年6月4日

9:38 ヨハネがイエスに言った。「先生。先生の名を唱えて悪霊を追い出している者を見ましたが、私たちの仲間ではないので、やめさせました。」

9:39 しかし、イエスは言われた。「やめさせることはありません。わたしの名を唱えて、力あるわざを行ないながら、すぐあとで、わたしを悪く言える者はないのです。

9:40 わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です。

9:41 あなたがたがキリストの弟子だからというので、あなたがたに水一杯でも飲ませてくれる人は、決して報いを失うことはありません。これは確かなことです。

9:42 また、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。

9:43 もし、あなたの手があなたのつまずきとなるなら、それを切り捨てなさい。不具の身でいのちにはいるほうが、両手そろっていてゲヘナの消えぬ火の中に落ち込むよりは、あなたにとってよいことです。

9:44 [本節欠如]

9:45 もし、あなたの足があなたのつまずきとなるなら、それを切り捨てなさい。片足でいのちにはいるほうが、両足そろっていてゲヘナに投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。

9:46 [本節欠如]

9:47 もし、あなたの目があなたのつまずきを引き起こすのなら、それをえぐり出しなさい。片目で神の国にはいるほうが、両目そろっていてゲヘナに投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。

9:48 そこでは、彼らを食ううじは、尽きることがなく、火は消えることがありません。

9:49 すべては、火によって、塩けをつけられるのです。

9:50 塩は、ききめのあるものです。しかし、もし塩に塩けがなくなったら、何によって塩けを取り戻せましょう。あなたがたは、自分自身のうちに塩けを保ちなさい。そして、互いに和合して暮らしなさい。」

ゲヘナ=ベン・ヒノムの谷をギリシャ語に音写

彼(アハズ王)は、ベン・ヒノムの谷で香をたき、主がイスラエル人の前から追い払われた異邦の民の、忌みきらうべきならわしをまねて、自分の子どもたちに火の中をくぐらせた。Ⅱ歴代誌29:3 

マナセ王も同じように悪を行った。Ⅱ歴代誌33:6

彼(ヨシヤ王)は、ベン・ヒノムの谷にあるトフェテを汚し、だれも自分の息子や娘に火の中をくぐらせて、モレクにささげることのないようにした。 Ⅱ列王記23:10

あなたのささげ物には、いつでも塩を添えてささげなければならない。レビ記2:13

自分自身を捧げ物として生きる=塩が必要

火によって塩気をつけられる
火=罪と罪深い性質を焼き尽くすもの

神から離れ、神に敵対し滅ぶ者たち
死体がなくなるまで、火が焼き尽くす

神に従う者たち
罪深い性質が焼かれ、尊い宝が現れる
=塩けをつけられた捧げもの

イエス・キリスト
人の罪を焼き尽くすために、自分自身を全焼の捧げものとした

ルカ
12:49 わたしが来たのは、地に火を投げ込むためです。だから、その火が燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう。12:50 しかし、わたしには受けるバプテスマがあります。それが成し遂げられるまでは、どんなに苦しむことでしょう。

ヘブル人への手紙12:29 私たちの神は焼き尽くす火です。

Ⅰペテロ
1:6 そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまの試練の中で、悲しまなければならないのですが、1:7 信仰の試練は、火を通して精練されてもなお朽ちて行く金よりも尊いのであって、イエス・キリストの現われのときに称賛と光栄と栄誉に至るものであることがわかります。

Ⅰペテロ
4:12 愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、
4:13 むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現われるときにも、喜びおどる者となるためです。

Ⅰヨハネの手紙
御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。

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