「ヘブル人への手紙」 連続講解説教

負債のない存在

ヘブル人への手紙第9章23節〜28説
岩本遠億牧師
2018年9月2日

9:23ですから、天にあるものにかたどったものは、これらのものによってきよめられる必要がありました。しかし天にあるもの自体は、これよりもさらにすぐれたいけにえで、きよめられなければなりません。 9:24キリストは、本物の模型にすぎない、手で造った聖所にはいられたのではなく、天そのものにはいられたのです。そして、今、私たちのために神の御前に現われてくださるのです。 9:25それも、年ごとに自分の血でない血を携えて聖所にはいる大祭司とは違って、キリストは、ご自分を幾度もささげることはなさいません。 9:26もしそうでなかったら、世の初めから幾度も苦難を受けなければならなかったでしょう。しかしキリストは、ただ一度、今の世の終わりに、ご自身をいけにえとして罪を取り除くために、来られたのです。 9:27そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、 9:28キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。

And Can It BE That I Should Gain
作詞 チャールズ・ウェスレー

4 No condemnation now I dread
今やいかなる裁きも我は恐れじ
Jesus and all in Him is mime.
イエスと彼の内にある全ては我のものなり
  Alive in Him my living Head
生ける主イエスの中に我は生く
And closed in righteousness divine
神の義を着せられ
  Boldly approach the eternal throne
大胆に永遠の王座に近づく
And claim the crown through Christ my own
その王冠はキリストを通して我がものなりと要求す

ロンドン、ウェスレーチャペルにおけるこの賛美の様子は以下のサイトでご覧いただけます。

試訳 岩本遠億

1. こよなき主イエスの愛!仇をも愛し給う
  主を十字架の死に 追いやりし我に
  罪清むるくすしき血潮 限りなく注ぎ給う
  主イエスにあらわる 驚くべき愛よ

2. 御父の許をはなれ 溢るる愛に生きぬ
  僕となり十字架に 身を捧ぐるまで 
  計り知れぬそのみ恵み 価なく満たし給う
  死にたる我をも、主は見出し給えり

3. ああ、主イエスの眼差しよ 罪のこの身 照らし給う
  暗闇に光満つ 我が霊(たま)、目覚めぬ
  罪の鎖、砕かれたり この喜び、このいのち!
  主と共に甦り、主と共に永久に生く

4. 審きの日も恐れじ イエス君、我が王なれば
  主の義を身にまとい 御前に進み出ん
  永久の冠り戴かせ給う 主イエスの功限りなし
  讃えよ、主イエスを、永久の主、永久の王を!

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