「マタイの福音書」連続講解説教

アウトサイダーとして生きる

マタイの福音書第5章10節〜12節
岩本遠億牧師
2019年7月7日

“義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。大いに喜びなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのですから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々は同じように迫害したのです。”マタイの福音書 5章10~12節

「義のために迫害されている(されてきた)者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」

聖書における「義」

=関係の正しさ

=神と人の関係の正しさ

➡︎誰でもキリストの内にあるなら、その人は新しく作られた者です。(IIコリント5:17)

➡︎この世の価値観、この世を支配する悪霊に従わない者に

神と人との正しい関係を憎む者=悪魔による妨害

➡︎迫害

イエス・キリストが与えた義

=人々に神の子の尊厳に満たす

・病に苦しむ者たちに癒しを与える

・苦しめられている者たちから悪霊を追い出す

・罪人と呼ばれ、卑しめられている人々の友となる

・律法の硬直的遵守よりも、現実に苦しむ者を救う

・形式的礼拝ではなく、霊と真による礼拝 =新しい人としての実存

➡︎この世の価値観、この世を支配する悪霊に従わない者に

➡︎神と人との正しい関係を憎む者=悪魔による妨害

   =民を支配していた特権階級の腐敗を指弾

➡︎ 十字架への道

天の御国は彼らのものだ

×死んでから天国に行ける

○神の支配は、彼らによってこの地にもたらされる=彼らこそが神の名代なのだ

「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはいけません。わたしは、平和ではなく剣をもたらすために来ました。」マタイ10:34

迫害⬌戦い

一方的に批判される、攻撃される

人の罪を明らかにする神の愛と義を語るから。

「わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。大いに喜びなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのですから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々は同じように迫害したのです。」

預言者=神の御心を知ることを許された者、神がご自身の思いを開示してくださる者

あなたがたに与えられるのは、預言者の祝福だ。

神ご自身が、あなたがたにその御心を知らせてくださる。神の友とされるのだ。

「わたしは、もはやあなたがたを僕とは呼びません。しもべなら、主人が何をするのかしらないからです。わたしは、あなたがたを友と呼びました。父から聞いたことを全て、あなたがたに知らせたからです。」ヨハネ15:15

ヨハネの福音書 17章11~23節
“わたしはもう世にいなくなります。彼らは世にいますが、わたしはあなたのもとに参ります。聖なる父よ、わたしに下さったあなたの御名によって、彼らをお守りください。わたしたちと同じように、彼らが一つになるためです。彼らとともにいたとき、わたしはあなたが下さったあなたの御名によって、彼らを守りました。わたしが彼らを保ったので、彼らのうちだれも滅びた者はなく、ただ滅びの子が滅びました。それは、聖書が成就するためでした。わたしは今、あなたのもとに参ります。世にあってこれらのことを話しているのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためです。わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではないからです。わたしがお願いすることは、あなたが彼らをこの世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。真理によって彼らを聖別してください。あなたのみことばは真理です。あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。わたしは彼らのため、わたし自身を聖別します。彼ら自身も真理によって聖別されるためです。わたしは、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにも、お願いします。父よ。あなたがわたしのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちのうちにいるようにしてください。あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるようになるためです。またわたしは、あなたが下さった栄光を彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしは彼らのうちにいて、あなたはわたしのうちにおられます。彼らが完全に一つになるためです。また、あなたがわたしを遣わされたことと、わたしを愛されたように彼らも愛されたことを、世が知るためです。”

ヨハネの福音書 14章18~19節
“わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。あなたがたのところに戻って来ます。あと少しで、世はもうわたしを見なくなります。しかし、あなたがたはわたしを見ます。わたしが生き、あなたがたも生きることになるからです。”

ヨハネの福音書 14章27節
“わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。”

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