「マタイの福音書」連続講解説教

神は自分の僕を信じ抜く

マタイの福音書第11章7節〜19節
岩本遠億牧師
2020年6月7日

マタイの福音書 11章7~19節聖書 新改訳2017
この人たちが行ってしまうと、イエスはヨハネについて群衆に話し始められた。「あなたがたは何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。そうでなければ、何を見に行ったのですか。柔らかな衣をまとった人ですか。ご覧なさい。柔らかな衣を着た人なら王の宮殿にいます。そうでなければ、何を見に行ったのですか。預言者ですか。そうです。わたしはあなたがたに言います。預言者よりもすぐれた者を見に行ったのです。この人こそ、『見よ、わたしはわたしの使いをあなたの前に遣わす。彼は、あなたの前にあなたの道を備える』と書かれているその人です。まことに、あなたがたに言います。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネより偉大な者は現れませんでした。しかし、天の御国で一番小さい者でさえ、彼より偉大です。バプテスマのヨハネの日から今に至るまで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。すべての預言者たちと律法が預言したのは、ヨハネの時まででした。あなたがたに受け入れる思いがあるなら、この人こそ来たるべきエリヤなのです。耳のある者は聞きなさい。この時代は何にたとえたらよいでしょうか。広場に座って、ほかの子どもたちにこう呼びかけている子どもたちのようです。『笛を吹いてあげたのに君たちは踊らなかった。弔いの歌を歌ってあげたのに胸をたたいて悲しまなかった。』ヨハネが来て、食べもせず飲みもしないでいると、『この人は悪霊につかれている』と人々は言い、人の子が来て食べたり飲んだりしていると、『見ろ、大食いの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ』と言うのです。しかし、知恵が正しいことはその行いが証明します。」

マラキ書 3章1~3節
「見よ、わたしはわたしの使いを遣わす。彼は、わたしの前に道を備える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、彼が来る。──万軍の主は言われる。」だれが、この方の来られる日に耐えられよう。だれが、この方の現れるとき立っていられよう。まことに、この方は、精錬する者の火、布をさらす者の灰汁のようだ。この方は、銀を精錬する者、きよめる者として座に着き、レビの子らをきよめて、金や銀にするように、彼らを純粋にする。彼らは主にとって、義によるささげ物を献げる者となる。

マラキ書 4章5~6節
見よ。わたしは、主の大いなる恐るべき日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、この地を聖絶の物として打ち滅ぼすことのないようにするためである。」

ルカの福音書 17章7~10節
あなたがたのだれかのところに、畑を耕すか羊を飼うしもべがいて、そのしもべが野から帰って来たら、『さあ、こちらに来て、食事をしなさい』と言うでしょうか。むしろ、『私の夕食の用意をし、私が食べたり飲んだりする間、帯を締めて給仕しなさい。おまえはその後で食べたり飲んだりしなさい』と言うのではないでしょうか。しもべが命じられたことをしたからといって、主人はそのしもべに感謝するでしょうか。同じようにあなたがたも、自分に命じられたことをすべて行ったら、『私たちは取るに足りないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」

イザヤ書41章9節
わたしはあなたを地の果てから連れ出し、地の隅々から呼び出して言った。『あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、退けなかった』と。

讃美歌338番
1.主よ、終わりまで 仕えまつらん
  みそばはなれず おらせたまえ
  世のたたかいは はげしくとも
  御旗のもとに 立たせたまえ
2.浮世のさかえ 目をまどわし
  いざないの声 耳にみちて
  こころむるもの 内外(うちと)にあり
  主よ、我が盾と ならせたまえ
3.静かに聖き 御声をもて
  名利(めいり)の嵐 鎮めたまえ
  こころにさわぐ 波はなぎて
  さやかに映さん 主の御旨を
4.主よ、今ここに 誓いを立て
  しもべとなりて 仕えまつる
  世にあるかぎり このこころを
  常にかわらず もたせたまえ アーメン

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