「マルコの福音書」 連続講解説教

イエスは暗闇に一人立つ

マルコの福音書第14章43節〜52節
岩本遠億牧師
2017年12月17日

そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、12弟子の1人のユダが現れた。剣や棒を手にした群衆も一緒であった。群衆はみな、祭司長、律法学者、長老たちから差し向けられたものであった。イエスを裏切るものは、彼らと前もって次のような合図を決めておいた。「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえて、しっかりと引いていくのだ。」

それで、彼はやってくるとすぐに、イエスに近寄って、「先生」と言って、口づけした。

すると人々は、イエスに手をかけて捉えた。その時、イエスの側に立っていた1人が、剣を抜いて大祭司の下部に家かかり、その意味を切り落とした。

イエスは彼らに向かって言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や母を持って私を捉えに来たのですか。私は毎日、皆であなた方と一緒にいて、教えていたのに、あなた方は、私を捉えなかったのです。しかし、こうなったのは聖書の言葉が実現するためです。」すると、皆がイエスを見捨てて、逃げてしまった。

ある青年が、素肌に亜麻布を1枚まとったままで、イエスについていたところ、人々は彼を捕まえようとした。すると、彼は亜麻布脱ぎ捨てて、裸で逃げた。

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