「ルカの福音書」 連続講解説教

ルカの福音書講解(28)安息日を完成する者

ルカの福音書6章1節から11節
岩本遠億牧師
2012年4月1日

6:1 ある安息日に、イエスが麦畑を通っておられたとき、弟子たちは麦の穂を摘んで、手でもみ出しては食べていた。

6:2 すると、あるパリサイ人たちが言った。「なぜ、あなたがたは、安息日にしてはならないことをするのですか。」

6:3 イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、ダビデが連れの者といっしょにいて、ひもじかったときにしたことを読まなかったのですか。

6:4 ダビデは神の家にはいって、祭司以外の者はだれも食べてはならない供えのパンを取って、自分も食べたし、供の者にも与えたではありませんか。」

6:5 そして、彼らに言われた。「人の子は、安息日の主です。」

6:6 別の安息日に、イエスは会堂にはいって教えておられた。そこに右手のなえた人がいた。

6:7 そこで律法学者、パリサイ人たちは、イエスが安息日に人を直すかどうか、じっと見ていた。彼を訴える口実を見つけるためであった。

6:8 イエスは彼らの考えをよく知っておられた。それで、手のなえた人に、「立って、真中に出なさい。」と言われた。その人は、起き上がって、そこに立った。

6:9 イエスは人々に言われた。「あなたがたに聞きますが、安息日にしてよいのは、善を行なうことなのか、それとも悪を行なうことなのか。いのちを救うことなのか、それとも失うことなのか、どうですか。」

6:10 そして、みなの者を見回してから、その人に、「手を伸ばしなさい。」と言われた。そのとおりにすると、彼の手は元どおりになった。

6:11 すると彼らはすっかり分別を失ってしまって、イエスをどうしてやろうかと話し合った。

出エジプト記

20:8 安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 20:9 六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。 20:10 しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。――
20:11 それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。

創世記

1:31 そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。 2:1 こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。 2:2 それで神は、第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち、第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた2:3 神はその第七日目を祝福し、この日を聖であるとされた。それは、その日に、神がなさっていたすべての創造のわざを休まれたからである。

ペテロ第一1:1
父なる神の予知に従い、御霊の聖めによって、イエス・キリストに従うように、またその血の注ぎかけを受けるように選ばれた人々へ。どうか、恵みと平安が、あなたがたの上にますます豊かにされますように。

ヨハネ第一1:7
しかし、もし神が光の中におられるように、私たちも光の中を歩んでいるなら、私たちは互いに交わりを保ち、御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。

黙示録22:1 御使いはまた、私に水晶のように光るいのちの水の川を見せた。それは神と小羊との御座から出て、

22:2 都の大通りの中央を流れていた。川の両岸には、いのちの木があって、十二種の実がなり、毎月、実ができた。また、その木の葉は諸国の民をいやした。

「わたしは全能の神である。あなたは、わたしの顔前を歩いて、完全な者であれ」創世記17:1

イザヤ 62:1 シオンのために、わたしは黙っていない。エルサレムのために、黙りこまない。その義が朝日のように光を放ち、その救いが、たいまつのように燃えるまでは。

1.御恵み溢るる インマヌエルの
  血潮の泉に 罪を洗え
  十字架の上なる 盗人すら
  この泉を汲み 喜びけり

2.我らも泉を 深く潜(くぐ)り
  紅(くれない)の罪を 皆拭われん
  神の小羊の 流せる血の
  聖むる力は 限りあらじ

3.主に頼る民の 皆等しく
  聖めらるるまで 流れ絶えじ
  我、生ける時も 死にてのちも
  インマヌエルの血を 讃え歌わん

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